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3月, 2016の投稿を表示しています

『再開』を仙台へと展開

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昨日の午後に西和賀を出て、仙台へと到着しました。 一か月にわたる西和賀での滞在合宿の日々もこれにておしまいおしまいとなりました。 音が隙間なく流れる都市に徐々に身体も慣れつつあるように思います。 一か月、演劇漬け。12日の成果上演では観客投票最下位と、パッと見た形には残らなかったわけですが、それ以上の実りがありました。 それは必ずしも成功とはいかなかった成果上演があったことも大きいです。 そのあとに川口さんや唐仁さんと話せたことも。 これから書くことは別に解決済みのことではないです。後細かく書かないです。 ・演劇の上演におけるテキストの在り方 ・偶然と即興を高めていくための稽古 ・俳優とのやりとりの継続と信頼 ・俳優の持つイメージを共有することと身体への言及 ・観客の存在 などなど、これ以外にもあります。衣装とヴィジュアルの重要性、とか。当たり前だろって思うことを、一歩深い部分で接することができたような気がします。 それは普通にいろんな人が当たり前に気づいていたことなのかもしれないけれど。 この滞在でやろうと思っていた『文語のテキストを語り継ぎで伝え、それを上演する』という行為は、想像以上の多くの課題と問題(恵み)をもたらしたと思います。 僕らだけの滞在ではないことも、また大きかったです。the pillow talk、チューリー座という同世代の作り手と同じ時間稽古をしたこと。福田さんや角田さんの支え。森さんが稽古場に長い時間いてくれたこと、小堀さんの作品を見れたこと、話せたこと。 そして何より風呂美チームと宿まで同じに、日々を過ごせたことは大きな財産であり発見でした。 芸術と違う角度で接している彼らとのやり取りの中でパフォーマンスとは何か、芸術の中の演劇のことを考えざるを得ないことになりました。 仙台で普段生活してても同世代と芸術を考える話す機会なんてほとんど無いから、刺激多くて何より。 おにし、ゆまねえ、たろう、くわもん、はまこ、それから及川君、村上さん、特に最終日の打ち上げでの話はとてもよかった。同世代にたくさん面白い人がいるのがとても嬉しい。 あと一度も見たことのなかったあゆみ君が酔いつぶれたところをこの目に焼き付けられたことが大きな感動でした。 これまでの記録よりも読んでいる方との共有度合い

3F『再開』西和賀滞在記録3/11

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こんばんは。 ギンガクノフユ3/11のダイジェストはこちら https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=nea8ycLaanY 今夜も塚本が稽古記録お送りします。 今日は二団体分のゲネプロが行われた。屋根裏は明日なのでまったりゲネを観劇。 the pillow talkさんとチューリー座さんお疲れさまでした! お昼ご飯はお弁当と数種類のお餅。 明日から本番ということで、気合い入れに、サポーターのはるみさんが差し入れてくれた。 ずんだの美味しさに仙台勢は衝撃を受ける。 長めの合宿中に通い詰めたスーパー、「おせん」に売っているずんだ餡だそうだ。 おせんには何でもある。そして美味い。安い。 嬉しさで踊る村岡。 夜は昨日時間が押してできなかったもう一団体の場当たり。 なので我々は楽屋で稽古。これが西和賀でのラスト稽古だ。 だんだんライブ感が薄まっていく現象が顕著になり始めて、少し焦る。 語りが弱いと舞台上ともお客さんとも噛み合わなくなってしまう。 同じことを話して、同じ段取りをしても、噛み合う時と噛み合わないときの上演は全く別物なのだ。 たった一回の本番、悔いの残る上演にはなりたくない。 ライブ感、鮮度、語りの強度を保つためには、自分の中にあるイメージが腐り始めたらさっと捨てて次のイメージへ移るべし、という結論に至った。 また、新しい発見があるかもと、引き継いだ人ではなく、種の人が語るように役目を入れ替えてやってみた。 いい気分転換にはなったようだ。 動画を撮ったので宿に戻って皆で見ている。 明日は午前中にゲネをして13時から雪の演劇祭スタートします! 銀河ホールでお待ちしております。

3F『再開』西和賀滞在記録3/10

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記録:塚本 こんばんわ。 今日も塚本日記です。 演出の中村も記録書きませんかって言提案してみたけど書いてくれない。 実はギンガクは毎日ダイジェスト動画なるものがYouTubeに上げられている。記録撮影の及川さんが一日中各稽古場を回って、撮りまくっている。 ギンガク全体の雰囲気がカッコよく編集されているので見たことない人はぜひ。 https://www.youtube.com/watch?v=Yf-vIFqFALs&feature=youtu.be さて、3/10は場当たりの日でした。 雪の演劇祭の参加団体は4団体あり、屋根裏ハイツの上演は最後、トリ。 場当たりの時間も最後なので朝は足りない小道具をそろえたり、髪の毛がもさもさになってきた加藤の髪の毛を整えたりした。 搬入口の場所を借りて村岡が加藤の髪を切る! 作業用のライトのせいで頭でビッグバンが起きているみたいだ。 舞台中に作るオブジェの完成形を入念にチェックし、場当たりに向けて着々と準備を進める。 それを横目に私は照明のプランシートを作る。 村岡の力作 お昼ご飯はタカシゲ食堂第二弾。 お察しの通り美味しい スケジュールが押したりなんだりしながら自分たちの場当たりの時間が来る。 舞台の前つらに置いてある灯体、コロガシさんからの舞台の眺め 明かりをまだ作れていなかったので灯体を追加で仕込んだりシュートしたり明かりを作ったりするところから始める。かなり時間をかけてしまって、2時間半くらい経ってようやく場当たりが始まった。 中村が音響もやりつつ、場当たりの進行をする。 暗くて見えづらいが、客席の上にオペ卓がある。中村と塚本がたぶんいる。 照明オペレーションのためのメモ。次に舞台を使うのはもうゲネプロだが、ちゃんとオペ出来るか不安だ! 今回西和賀で制作した作品を仙台に持ち帰って上演する3F公演のフライヤーが届いた。 かわいい。 ギンガク雪の演劇祭の当日パンフレットに挟み込むし、これから仙台でも出回るからぜひ手に取って見てほしい。二つ折りになっているからぜひ開いてほしい。 今日はこれにておしまいおしまい。

3F『再開』西和賀滞在記録3/9

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記録:塚本 今日は午前中に舞台を使えることになったので昨日の夜に続いて通しをすることに。 美術の配置を調整してみるが、いつも小さな小屋で上演する作品を作ることが多く、銀河ホールの奥行、横幅、天井までの高さ、を使いこなす感覚がまだまだわからない。 通し準備中 音響のオペは中村、照明は塚本の布陣で舞台での通しに臨む。 オペブースは高い場所にあるのでとても暑い。 運営の小堀さんにも通しを見てもらう。 ぼんやりふんわり全体を照らす明かりよりシャープな明かりで物や身体をよく見えるような明かりの方がいいんじゃないかみたいなアドバイスをもらった。 なるほどーと思ったのでなんかカッコいい明かりを目指すことにする。 そういえば照明講座の黒田さんもなんかカッコいいじゃーんで明かり作ると言っていた。 今回の発見の一つは、舞台上で過ごすとき、適度な自分勝手さがあると面白いのでは、ということ。 丁寧に、空間を把握して、おいしいところを狙って、自分勝手に。 口で言うのは簡単だけど、実行する役者さんは大変だ。 午後は語りの稽古。 対面で語りの種を聞いた後、客席に向かって話す。 夕飯は劇場近くのご飯屋さん、「もちや」へ。 美味しい美味しいカレーとスープをいただきました。 その帰りに中村と加藤はソフトクリームを買い食い。 激寒の外を凍えながらアイス食べながら帰ってきた。 完全に段取りは組まずにおいしいタイミングで各自アクションすることになっているが、どうしてもだんだん慣れてきて新鮮味が失われてくる問題についてどうしたら良いか思案する役者と演出。 各語りのシーンでそれぞれどんな行為をすることになっているのか改めて表に整理してみた。 回数を制限して一つの行為の重み増量計画。 さぁ明日一日稽古したら明後日は場当たり。 本番がもうすぐそこだ。 この人たち、もう一か月も朝から晩まで西和賀で稽古しているなんてなんだかすごい。 すごいけどあっという間だったようだ。 それでは今日もおしまいおしまい。

3F『再開』西和賀滞在記録3/7,8

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記録:塚本 3/7の分は書きそびれたので8日の分と一緒にしてしまいます。 溜め始めると、どんどん書きづらくなるからこれからはその日の晩のうちに書こう…! だって稽古内容は日々上書き進化していくのだもの…。 7日のことざっと書いておくと 全体の流れを共有。 語りの順序が決まり、語りは基本、客席に向けて話すことになった。 語りを味わうための空間になりそうだ。 主に語りの稽古をしてそれから衣装を確定。 使ってみたい/使えそうな小道具をピックアップ。 こんな感じ! 8日は ばばばーっと使う小道具を集め、語っている人以外の2人の過ごし方や、語りと語りのつなぎをばばばーっと作って、 通した。 椅子やら机やら使っているのだが、やはり物って頼りがいがある。 言葉と身体一つで成立させられないのは悔しい気もするけれど、演劇は物が加わると行為の幅がめちゃくちゃ広がる。行為の幅が広がると俳優は存在しやすくなるし、空間が満ちていくようだった。 通しを経て、の振り返り。 全体的に自分の行為が空間にどういう影響を及ぼすのかを考えることが大事そう。 例えば「水筒から水をコップに注ぐ」という行為をいつ、どんなやり方で、どれくらい時間をかけて、するのが一番おいしいのかを意識するみたいな、そういうこと。 こういう行為をして、とだけ注文して、タイミングややり方は特定しない。 語りの稽古は構成とは関係なく、別に継続してやるべし! 目が合って、誰に向かって話すのか焦点を定めた語りの方がパフォーマンスとして断然良い。 などなど。 なぞの引越し業者 謎のおばあちゃん そして8日はわたくし塚本の誕生日でした。 長めの合宿期間にお世話になっていた宿、鳳名館の主人、ハイデックがケーキを持ってきてくれました! 突如現れ、ケーキを渡して”愛してる”の手話をするハイデック ちゃんと蝋燭も長いの2本と短いの3本あって23歳分あった! 嬉しいです。ありがとうございます! ケーキは今泊まっている宿、吉野屋に持って帰って食べました。 風呂美のお西に銀河高原ビールをもらいました! 苦味が少なくて飲みやすい 風呂美チームと屋根裏の皆に祝ってもらいました~! 美味しかったです。ありがとうございます!

3F『再開』西和賀滞在記録3/6

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演出助手の塚本がお送りする、3/6の記録です。 伝承に近いものを実践するために、5分10分の語りをまず別の人が覚えて語りの種を作ってから実際の上演で語る人に口伝するという試みをしていることはこれまでも書いていたかと思う。 語りを引き継ぐために種の語りを聞いて、それを真似して話す(種の人に聞いてもらう)という作業を何度も繰り返していく中で種の語りが変化していく現象が起きた。しかも語りの強度が増す、という良い方向の変化が起きているようだった。 口伝の最初のうちはもちろん断片的に頭に残っているフレーズしか話せない。その話せる部分が恐らく種がしっかりニュアンスを伝えられている部分であり、なかなか覚えられない箇所は種の語りが曖昧に流して話してしまっているのである。 引き継ぎ手のたどたどしい語りを聞いて再び種の人が語る、伝わらなかった部分を伝えようと種の人はちょっと頑張る、の繰り返しによって種の語りの強度が増したのじゃないかと思われた。 このフィードバック現象を応用して、引き継いだ語りの強度を上げる、あるいは保つ稽古方法を開発したのがこちら。 1、Aさんが語りの種を聞き手Bさんに語る 2、B(語りを引き継いだ人)が新たな聞き手(C)に語る 3、さらにCが語りを引き継いでBに語る。 4、Cの語りをフィードバックしつつBが再び誰かに語る ※Bが実際の上演では語る この説明で伝わるだろうか…。 相変わらず面倒くさいことをしている。 これ何回もやったら自動的に三人とも全ての語りをマスターしてしまう(笑) さて、こんな風にして俳優と演出で語りの練習をしている間に私は別行動。 自分たちで持ち寄った服では物足りなかったので去年のギンガクの企画で集めた古着の余りがあるそうなのでもらうことにした。 銀河ホールの近くにある廃校になった小学校が、公民館みたいにして使われていて、がそこに保管してあるということで取りに行く。 写真に写っているのはギンガク企画委員の西川さん。 古着が置いてある部屋は取り忘れた! 小学校の教室 小学校の階段 校庭には雪がたんまり積もっている。雪原で遊ぶ私。 もらってきた古着で役者3人に自らコーディネートを3種類作ってもらう。 夕飯時、 最近ずっと腰が痛いと嘆いている加藤。

3F『再開』西和賀滞在記録3/5

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全員。これからは毎日5人全員います! 記録:塚本 これから毎日私が書くようなので、稽古記録というより塚本さんの日記、みたいな読み物になることが予想されます。よろしくどうぞ。 そろそろ美術や照明のプランなど組まねばならない時期になってきたのでこの日は今一度、今回の作品は何を一番大事にするのか見せるのかを確認したいなと思っていた。 以前中村も書いていたが、俳優さんたちの語りの強度が増してくる中で、当初予定していた見せ方はしたくないという考えになったようだ。 ある事柄、例えば生と死、を扱うためだけに語りの一つ一つを消費してしまいたくないということらしい。確かに消費はしたくない。ぜひ味わいたい。 そして、創作の始めに面白いと目を付けたのは”語り伝えること”、”伝承”という事柄、その性質、であったことを見失わずに最後まで行きたい。 でも、私たちは生きているし、そのうち死ぬし、そのことはとっても身近で切実で当たり前で重大なことだから、いろんなことが生き死にへ収束していくこと自体は別にいいんじゃいかなとも思う。 お昼ご飯はギンガク実行委員長のたかしげさんのお手製のチーズメンチカツカレーでした。 カツも手作りということに驚愕…。 そんな昼時にTシャツが超かわいい二人を激写。右は村岡。左は雪の演劇祭に参加してダンス作品を創作中の小堀さん。 村岡が手にしているのは例のカレー。 各自持ってきた服を並べて衣装を思案中。 衣装のプランニング脳を持っていない屋根裏ハイツは毎回悩み、当たりがわからなかったりする。 もちろん稽古もしているが、毎回絵面が変わらないので撮る気が起きず、撮り忘れる。 あわてて銀河ホールから宿へ戻るマイクロバスの車中をぱしゃり。 皆おつかれの様子でスマホ見てる。 こんなところでこの日はおしまいおしまい。

3F『再開』西和賀滞在記録3/4

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中村、村岡(11:00 IN)、加藤、松井、塚本 記録:塚本 こんにちは塚本です。 この記録を書く担当はその日のくじで決めることになっていましたが、 一週間遅れで西和賀に合流したり、途中で抜けたりしていたこともあり、くじ運がないこともあり?まだ一回も書いたことがなかった塚本です。 で、この記録、俳優さんたちの睡眠を削っていたようで、皆の顔がげんなりしてきたので今日からしばらく演出助手の塚本が書こうかと思います。うふふ。 今日はいつもやってる筋トレと謡いに加えて滑舌の練習もメニューに入れました。 松井の滑舌が!良くなりますように! 謡いを外でやりたくなってベランダみたいなところに出てみました 錦秋湖を臨んで(さむかった) 演出や演助がいない間に語りの種の語り継ぎを地道に行ってもらっていたので満を持して、構成を練ります。 語りではないパフォーマンスを作ってみました。 30分かけて服を着る加藤 こんなことしてたら村岡が西和賀にも出ってきました。おかえりなさい。 午後は、見えてきた構成で試しに通してみました。 通してみた 語りの種も、引き継いだ語りも、どっちも舞台に上げたので長くなりました。 そして中盤は語りの内容があまり頭に入ってこない。 語りの一つ一つは面白いはずなので、見せ方をまだまだ考えねばです。 通してみての感想を言い合って、この日の稽古は終わり。 夜枠の時間はギンガクノフユ、大交流会でした。 今日で屋根裏ハイツも他団体も参加者全メンバーが無事に西和賀入りしたので、実行委員やサポーターの皆さまと一緒に宴です。 場所はこの町の劇団、ぶどう座(1950年創立!)の稽古場にお邪魔しています。 ぶどう座代表の菊池啓二さん 地元の方がボランティアで、稽古場のお昼ご飯や当日の運営をサポートしてくださいます。 サポーターの皆さま ありがとうございます。お世話になります。 関係者の皆さまが言葉や食べ物で参加者を歓迎してくださいました。 星めぐりの歌を歌ったり、自己紹介したり、地酒や豚汁をいただきながら歓談。 途中でぶどう座の方が昔語りを聞かせてくれたり、盛りだくさんの宴でした。 やりたいことをやりたいようにやるようにと、激励の

3F『再開』西和賀滞在記録3/3

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中村,加藤、松井、塚本 記録:加藤  今日は村岡がいない、松井と加藤役者2人だけの稽古である。  最初の稽古場所はホワイエ、 松井が村岡から引き継いだ話を中村が稽古をつける。 やっと演出のダメ出しがもらえる、これを待ち望んでいた。 その後、演出助手の塚本に村岡役をやってもらい、 三人での引継ぎを通してやってみる。  いままで話を語り継いでいた「種」の話とは別の「 身体を埋める話」をそれぞれ語り継いで話してみる。 稽古場所をUホール、楽屋3と移動して、松井→ 加藤の語り継ぎ稽古を行う。語り継ぎを行う際に、 身体にフォーカスして話しをコピーしてみようと試みるが、 なかなかうまくいかない。 Uホール、間取りが素敵 楽屋3、語り継ぎ稽古 そのまま夜ご飯の時間がきた。今夜は銀河ホール近くのカフェ「 バイオリン」にてビーフカレーを頂いた! 牛肉の旨味が溶け込んでて美味い! カウンターにはサイフォンがあった、また、 珈琲を飲みに来たいなぁ。 バイオリンにてチェアスクワット 夜からはまた松井→加藤の語り継ぎの続き、 また原点に立ち返り向き合って語り継ぎをやってみた。  松井→加藤の場合、松井から受け取ったニュアンスを増幅させる、という方向でやっていくのが良いようだ。   稽古の最後に、「バイオリン」でみつけた筋トレ本を参考に筋トレをした。みんなで筋トレをしたものだから誰も撮影者がいなくって写真がない。 稽古で体をあまり動かさないので、筋トレの時間がとても楽しい、旅館からホールまで、バスで移動し、ほとんど歩く運動をしていないため下半身やお尻の筋肉が衰えているため、そこを重点的に鍛える筋トレをした。みんなでやる筋トレは、とても楽しい。帰り道、階段を降りるとき、みな苦しそうだった。

3F『再開』西和賀滞在記録 3/2

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中村(17:30IN)、塚本(17:30IN)、村岡(20:30OUT)、加藤、松井 記録:松井 朝、町長から激励の挨拶をいただきに湯田役場へ。時間のない中、熱く、西和賀の文化政策におけるギンガクの重要性について教えてくれ、ぜひ良い作品をと応援をしていただいた。 湯田役場から銀河ホールまで徒歩で向かう。その途中、いつも車で通っていた踏切での景色がとてもきれいで、どうして今まで気づかなかったのかとびっくりする。よく晴れていて、西和賀の町は、ふとした景色が本当にきれいだ。これからわざわざ室内で演劇の稽古をするのがあほらしくなってくるほど、どこを見ても絶景。 お昼ごはんまで、引き継いだ人の語りも撮影しながら持っているすべての語りで、語り継ぎを一周する。お昼の後は種の語りと、それを引き継いだ自分の語りを動画で見比べて、動きをコピーする。他人の身体の動きを自分の身体でしていると、なぜしゃべるときにこんな動きになるんだ…と思う。また、身体の大きさや各部の比率が違うからか、同じポーズをしても、なんだか同じような印象を受けない。静止画でポーズをコピーしても、語りながらだと自分の動きになってしまったりして難しい。 夕方からホールを使わせてもらう。長めの合宿の時は使い放題だったホールだが、久し振りで、すこしテンションが上がった。一人ずつ舞台から客席に向かって引き継いだ語りをしてみる。人に向かってしゃべるのとは違った緊張感がある。 17:30ごろ、中村と塚本が帰ってきた!!俳優だけの期間は2日だったが、長く感じた…!夕飯をはさみながら、中村の持ってきた新しいやり方で通しをした。 20:30になり、ここで村岡が一旦仙台に帰っていった。入れ代わり立ち代わりが激しい座組みだ…。4日に帰ってくるので、明日一日は加藤と松井の二人だけです。さみしくなります。 宿に帰ってからチェルフィッチュの現在地を観る。が、僕は開始10分くらいで寝てしまった。